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【キーボード】KB Paradise V60 mini レビュー

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 先日、「KB Paradise V60 mini」と言うキーボードを購入したので拙いながらもレビューしたいと思います。

 

 いわゆる60%キーボードと呼ばれる超コンパクトなサイズのものなんですが、コンパクト故に足りないキーをFnキーでやりくりする都合上、各メーカー・製品ごとに非常に個性が出るジャンルでもあります。

 

 上記に写真の様にホント小さいですよね!

 

 さて、こちらはKB Paradiseと言う台湾のメーカーになりますが、こちらのV60 miniにはたくさんのバリエーションがあり、私が選んだのは、青軸のLEDが青・赤に光るタイプです。

 

 説明書によると、軸が黒・赤・青・茶・白・緑と選べ、LEDの色は青・赤の他は青・緑が選べるようです。

 ただ、LEDが青・緑のパターンでは軸は青・緑・茶しか選べないようです。

 

 とりあえず、Cherry MXの中で一般的に流通している黒・赤・青・茶の内、青はまだ未体験だったので1台は持っておきたいと思って買いました。

 

 青軸そのものの感想は敢えてここで詳しく述べるまでも無いとは思うので割愛しますが、「THE・メカニカルキーボード」と言ったカチカチと軽快なクリック感が前面に出てくるあたりは打っていて気持ちがいいですよね。

 

 ま・・・周りからうるさいって言われる危険性もありますが(^_^;)

 

  ちなみに英語配列です。

 

 

 主な機能としては、

  • LEDバックライト(青・赤のLEDの組み合わせ、青・緑のLEDの組み合わせ)
  • ディップスイッチによる特殊キーのカスタマイズ
  • arrowモード(一時的にカーソルキーとして使えるモード)

 

の3つが挙げられます。

 LEDのバックライトは2色LEDが内蔵されているものの、各色の混合はできずに、各色単独の明るさ調整と呼吸(周期的に明暗を繰り返す)が選べるようになってます。

 

 ディップスイッチによる特殊キーのカスタマイズですが、この手の60%キーボードに比べてもいじれる項目が多いです。

 

  • Caps Lockをfnに割当
  • Caps LockをCtrlにした上で、Ctrlをfnに割当
  • TABをfnに、Caps LockをCtrlに、CtrlをTABに割当
  • 「`」「~」とESCの入れ替え
  • 左WINと左ALTの入れ替え
  • 右fnをAltに割当
  • 右fnをAltにした上で、アプリケーションキーをfnに割当
  • 右fnをAltに、アプリケーションキーをCtrlに、右端Ctrlをfnに割当

 

と言うように、色々いじれます。60%キーボードはキーが少ないゆえ、キー配列も一癖も二癖もあるので、この辺のカスタマイズはほぼ必須ですが、結構柔軟にいじれるのは嬉しいですね。

 

 ちなみに私は、

  • 「`」「~」とESCの入れ替え(ESCがそのまま押せるようにしてます)
  • Caps LockをCtrlに入れ替え
  • 左WINと左ALTの入れ替え

 

の3箇所をカスタマイズしています。

 「`」「~」はあまり打つことが無いのに対してESCは結構使うし、Caps Lockに関しては全く使わないキーなのにAキーの左と言う特等席にあるのがもったいないし、左WINと左ALTの入れ替えは、私のメインPCがMacなのでそちらで使いやすいように入れ替えています。

 

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 そうそう!キーの入れ替えに対応するために、追加のキーキャップがいくつか付いてるんですが、上記のようにMac用のコマンドキーのキーキャップがあるのが嬉しいですよね!

 

 欲を言えば、左にもWINキーがあるのでコマンドキーキャップも2個付けてほしかった(^_^;)

 

 

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 秀逸なのはCaps Lockの処理でしょうか。

 Caps Lockを状態を示すLEDがキーの左上にあるんですが、写真のようにCtrlに入れ替えてもLEDが透過するようになっているんですよ。で、Caps Lockはどこで行うのかというとTABの前面に鍵のマークがあると思いますが、fnと組み合わせることで押すことができます。そしてCtrlにCaps Lockの状態がそのまま反映されるようになってます。 

 

 この手のキーボードでCaps Lockまわりを入れ替えるとCaps Lock自体がなくなってしまう機種が多い中、fnとの組み合わせにはなるものの、Caps Lockがしっかり残るのはCaps Lockを使う方には嬉しい点ではないでしょうか。

 ま・・・私はCaps Lockは全く使わないので気にしないんですがw

 

 しかも、Caps Lockがどこにあっても、しっかりインジケーターで確認できるのは秀逸ですね。

 

 

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 あと、arrowモードは結構便利ですね。

 写真がちょっとボケていて申し訳ないですが、Enter+fnでarrowモードの切り替えができるんですが、右シフト・WIN・アプリケーションキー・Ctrlキーを直接カーソルキーとして扱えます。

 

 アプリケーションキー以外は左側にあるので、Excel等カーソルキーを多用するアプリとか、WASDではないカーソルキーで移動するタイプのゲームには向いていると思います。

 

 

 総評としては、非常によくまとまったキーボードですごく満足しております。

 特に、特殊キー周りのカスタマイズに柔軟性がある点と、arrowモードが何気に便利な点が嬉しいです。

 もちろん60%キーボードのアイデンティティーたる省スペースは、デスク周りのスペースに余裕がない私の現在の環境には非常にマッチしているので、このような扱いやすい60%キーボードは非常に重宝しています。

 

 欲を言えば、フルカラーRGBのLEDを・・・とは言いませんが、せっかく2色LEDなのだから、2色の組み合わせで色々な色を出せるようにして欲しかったのと、発光パターンが点灯しっぱなしと呼吸の2パターンのみなので、色々バリエーションがあると楽しいのに・・・と思いました。

 

 遊び心要素は少ないものの、手堅い仕様なので長く使えそうなキーボードであるのは間違えないと思います。60%キーボードが好きな方には・・・ですがw